ピアノの簡単な曲で上達!初心者・小学生が楽しく弾ける人気曲選

お子さまがピアノに興味を持ち始めたとき、最初の1曲をどう選べばよいか迷うことはありませんか。

「何を練習すればよいのかわからない」「途中で挫折しないか心配」という保護者の方は少なくありません。ピアノは最初の曲選びがとても大切で「弾けた!」という成功体験の積み重ねが、練習への意欲を自然と高めてくれます。

この記事では、定番の童謡からクラシック、アニメ・流行曲まで、初心者のお子さまが楽しく弾ける簡単な曲を全23曲紹介します。曲を選ぶ前の基礎知識や簡単な曲の見分け方もあわせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

Contents

ピアノで簡単な曲の練習を始める前に知っておきたいポイント

ピアノで簡単な曲を練習し始める前に、まず「弾き方の土台」を整えることが大切です。正しい姿勢や指番号、鍵盤の配置などを最初に身につけておくと、お子さまは無理なく上達しやすくなります。

反対に、ここをおろそかにすると、後から悪いクセが定着し、修正が難しくなることもあります。ここでは、知っておきたいポイントを3つに絞って紹介します。

こちらの記事では、すぐに挑戦できるピアノの上達法について解説しています。よくある失敗例やモチベーションを保つコツも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

疲れにくく安定する「正しい姿勢とイスの高さ」

まず意識したいのは、イスの高さです。鍵盤に手を置いたとき、肘がおおよそ鍵盤と同じ高さになる状態が目安です。背筋を自然に伸ばし、肩の力を抜いてリラックスして座ることが大切です。

お子さまの場合、足が床に届かないケースも少なくありません。足台や踏み台を用意して足を安定させると、全身のバランスが整い、指先に力を集中させやすくなります。

イスには浅めに腰掛け、前のめりにならず、鍵盤との距離が自然に保てるよう調整してみてください。この姿勢を意識することで、長時間の練習でも疲れにくくなります。

スムーズな運指を支える「指番号と手の形」

ピアノの楽譜には、指ごとに番号が割り振られています。親指が1、人差し指が2、中指が3、薬指が4、小指が5です。初心者のうちから指番号どおりに弾く習慣をつけておくと、難しい曲に進んだときも指の動きに迷いにくくなります。

手の形は「卵を包み込むような丸みのある形」を意識しましょう。指を伸ばしたまま弾くと音が均一になりにくく、強弱もつけにくくなります。

指先の少し内側で、鍵盤をしっかり押さえることを意識してください。はじめは指が思うように動かなくて当然です。焦らずゆっくりと正しい形を繰り返すことが上達の近道です。

迷わず音を探せる「鍵盤とドレミの関係」

ピアノの鍵盤は、白鍵と黒鍵が規則正しく並んでいます。初心者がまず覚えたいのは「ド」の位置です。黒鍵を見ると、2つのかたまりと3つのかたまりが交互に並んでいます。この「2つのかたまり」の左側にある白鍵が「ド」です。

「ドレミファソラシド」の音はすべて白鍵だけで構成されています。まずはこの白鍵の音の配置を覚えることが、鍵盤に慣れる第一歩です。

練習のはじめにゆっくり音を鳴らしながら「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と声に出して確認すると、自然と音の位置を覚えられます。

簡単な曲を見分ける3つのチェックポイント

簡単な曲を選ぶときに大切なのは、曲名だけで判断しないことです。「知っている曲だから弾けるはず」と選んだ曲が、初心者にとっては意外と難しいというケースは少なくありません。

楽譜を手に入れたら、次の3つのポイントを必ず確認してみてください。

左右の役割が分かれている「シンプルな手の動き」

初心者にとって最も難しいのは、右手と左手を別々に動かすことです。簡単な曲を選ぶときは、右手がメロディを弾き、左手が単純なベース音の繰り返しになっている楽譜を選ぶことがポイントです。

左手の動きが複雑だと脳への負担が大きくなります。まずは「右手でメロディを弾ける」ことを目標にし、そこから左手の簡単な伴奏を少しずつ加えていくと、挫折しにくくなります。

楽譜の下段(左手パート)を見て、音符の数が少なくシンプルな曲を選んでみてください。

拍子が取りやすく一定な「基本のリズム」

リズムが複雑な曲は、初心者には大きなハードルになります。4分の4拍子(1小節に4拍)や4分の3拍子(1小節に3拍)など、規則的で聴き慣れたリズムの曲は、拍子を体で感じやすく、弾いていて自然に音楽の流れを掴めます。

選んだ曲を実際に聴いてみて、手拍子が打ちやすいかどうかを確かめるのもひとつの方法です。テンポが速すぎる曲もゆっくりに落として練習できますが、リズムパターン自体が複雑な曲は初心者には向いていないことが多いです。

5本の指の範囲で弾ける「少ない使用音」

ピアノ初心者には、手を大きく移動させることが難しく感じられます。「ドレミファソ」の5音だけで弾ける曲や初級アレンジの楽譜を選ぶと、指をほとんど動かさずに弾ける「ド・ポジション」で完結するため、初心者のお子さまでも集中して練習できます。

楽譜を見たときに使う音の種類が少なく、音符が上下に大きく跳んでいない曲が狙い目です。「ドからソの範囲内にほとんど収まっているか」を目安に確認してみてください。

【定番編】ピアノ初心者のお子さまにおすすめな簡単な曲8選

誰もが知っている童謡は、ピアノ練習の最初の相棒です。メロディを頭の中でイメージしながら弾けるため、指を動かしやすく、楽しみながら達成感を味わい、基礎を固められます。

まずは、次の定番8曲から検討してみてください。

こちらの記事では、ピアノ初心者向けにおすすめの練習曲10選を紹介しています。
初心者がつまずきやすいポイントについても取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

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きらきら星

初めてピアノを弾く子どもに最初の1曲としておすすめしたいのは「きらきら星」です。「ドドソソララソ」と始まるメロディは、すべて白鍵だけで弾けるアレンジが多く、黒鍵に戸惑う必要がありません。

右手だけのメロディから始め、慣れてきたら左手のシンプルな伴奏を加えていく流れで練習できます。短い曲なので早く達成感を得られ「もう一度弾きたい!」という気持ちにつながりやすい点も魅力です。

かえるの合唱

「ドレミファミレド」と往復するメロディが特徴の「かえるの合唱」は、音の動きが規則的で、指の独立性を自然に養える曲です。

輪唱として知られ、まず片手でメロディを覚え、次に追いかけっこをするように両手で交互に弾く練習ができます。リズムが一定で拍子も取りやすく、歌いながら弾くとさらに楽しめます。

森のくまさん

同じリズムのフレーズが繰り返される「森のくまさん」は、両手演奏への導入に向いた曲です。右手のメロディを覚えたあと、左手に単純な伴奏を加えやすい構成です。歌いながら弾くと拍子の感覚が身につき、両手を合わせるタイミングをつかみやすくなります。

なべなべそこぬけ

使う音が「ドレミ」の3音だけというシンプルさが「なべなべそこぬけ」の最大の特徴です。音の種類が少なく、鍵盤を探す手間がないため、押さえる感覚に集中できます。ピアノを始めたばかりの小さなお子さまでも、1人で弾ける喜びを感じられます。

ちょうちょう

「ちょうちょう」には、隣の鍵盤を飛ばして弾く「飛び越え」の動きが含まれ、指の独立性を高める基礎練習になります。メロディがゆったりして弾きやすい一方、この動きを練習しておくと、より難しい曲に進んだときも指が自然に動くようになります。

ぶんぶんぶん

「ぶんぶんぶん」はメロディのパターンが明快で、構成が短くシンプルです。何度か弾くうちに楽譜を見なくても弾けるようになりやすく、暗譜の練習にもなります。「楽譜を見て弾く段階」から「楽譜なしで弾ける段階」へのステップを早い段階で体験できます。

メリーさんのひつじ

世界中で親しまれている「メリーさんのひつじ」は、使う音が少なく、同じフレーズが繰り返されるシンプルな構成です。指の独立性を高める練習に効果的で、左手の伴奏を加えても音の動きがシンプルなので、両手を合わせる最初の練習にも向いています。

ジングルベル

「ジングルベル」は、弾けるようになったら家族の前で披露できる「発表曲」としての魅力もあります。「クリスマスまでに弾こう」という目標を設定しやすく、軽快な曲調はお子さまのやる気を引き出します。初級アレンジを選べば無理なく挑戦できます。

【クラシック編】ピアノ初心者のお子さまにおすすめな簡単な曲7選

クラシック音楽は、ピアノならではの豊かな音色や表現を楽しめるジャンルです。とくにアコースティックピアノで練習するなら、弦の振動によって生まれる響きや音の余韻を感じつつ、名曲の世界を楽しめるでしょう。

ここで紹介する7曲は、いずれも初級向けのアレンジ譜を選べば早い段階で挑戦できる名作です。

エリーゼのために(ベートーヴェン)

ベートーヴェン作曲の「エリーゼのために」は、冒頭の印象的なフレーズが世界中で親しまれています。原曲全体の難易度は初心者には高めですが、冒頭部分に絞った初級向けアレンジ譜を選べば取り組みやすくなります。

アコースティックピアノで弾いたときに生まれる音の伸びと余韻は格別で「こんな有名な曲が弾けた!」という達成感が、ピアノを続ける大きな原動力になります。

トルコ行進曲(モーツァルト)

モーツァルト作曲の「トルコ行進曲」は、軽快でリズミカルな曲調がお子さまのやる気を引き出します。原曲は中級以上の難易度ですが、初級向けアレンジ譜を使い、まずはテンポをゆっくりにして練習することが大切です。

右手のリズム感を養いながら、慣れてきたら少しずつテンポを上げていくと、上達の手応えを感じながら楽しく練習できます。

カノン(パッヘルベル)

パッヘルベルの「カノン」は、本来アンサンブル曲ですが、ピアノ曲としても世界中で親しまれています。同じコード進行が繰り返されるため、パターンを覚えれば、初心者でも本格的な響きを楽しめます。

美しい和音の重なりは、アコースティックピアノの豊かな音色でいっそう際立ちます。

トロイメライ(シューマン)

シューマン作曲の「トロイメライ」は「夢」を意味する曲名のとおり、夢幻的で柔らかい旋律が特徴です。左右の動きが比較的少なく、ゆったりとしたテンポの初級向けアレンジ譜を選べば、情緒豊かな音楽表現を少しずつ学ぶのに向いています。

「音の強弱をつける」「滑らかに音をつなげる」という感覚をはじめて体験するのにも適した1曲です。

メヌエット(クリスティアン・ペツォールト)

バッハの作品集に収録された「メヌエット(ト長調)」は、多くの教則本に収録されているピアノ学習の定番です。左右対称のフレーズが多く、指の訓練としてとても優れています。

音と音を丁寧につなぐ弾き方(レガート)の練習にも向いており、難しそうに聞こえても初級向けアレンジ譜であれば早い段階から挑戦できる1曲です。

子犬のワルツ(ショパン)

ショパンの「子犬のワルツ」は、くるくると走り回る子犬の様子を表現した愛らしい曲です。原曲は指の素早い動きが必要な中上級者向けの曲ですが、初級向けアレンジ譜を使い、ゆっくりしたテンポで練習すれば、初心者のお子さまにも挑戦の機会があります。

ショパンという偉大な作曲家の曲に取り組める達成感は、クラシックへの関心をさらに深めるきっかけになります。

アラベスク(ブルグミュラー)

ブルグミュラーの「アラベスク」は練習曲集の1曲ですが、音楽的な完成度が高く楽しげな曲です。右手で素早い音の連なりを弾く感覚は新鮮で、指を速く動かす基礎を楽しく習得できます。

技術と表現の両方を同時に学べる点で、初心者から一歩踏み出したいお子さまにとくにおすすめです。

【アニメ・流行曲編】ピアノ初心者のお子さまにおすすめな簡単な曲8選

「今弾きたい曲」を持つことは、練習を続ける大きなモチベーションになります。好きな曲への熱意は、技術的な難しさを乗り越えようとする意欲につながります。どの曲もテンポをゆっくり落として、右手から練習することが基本です。

ここでは、お子さまのピアノ練習にぴったりな8曲を紹介します。

風の通り道(となりのトトロ)

久石譲作曲の「風の通り道」は、ジブリ映画「となりのトトロ」の挿入曲として知られています。ゆったりと流れる旋律が特徴で、アコースティックピアノで弾くと、音の余韻が美しく響きます。

初級向けアレンジでは和音をシンプルにまとめた譜面が多く、メロディラインを右手で丁寧に弾く練習になります。

いつも何度でも(千と千尋の神隠し)

「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」は、4分の3拍子のゆったりとしたワルツのリズムが特徴です。3拍子は規則的で体で感じやすく、初心者でも指を動かしやすい曲です。感情をこめながら弾くことで、音楽で表現する楽しさを早い段階で体験できます。

レット・イット・ゴー~ありのままで~(アナと雪の女王)

「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー」は、サビの盛り上がりが印象的な1曲です。

サビ部分だけを右手で弾いても十分に曲の雰囲気が伝わり、満足度の高い練習になります。お子さまが「弾きたい!」と強く思える曲なので、モチベーションの維持にも向いています。

トライ・エヴリシング(ズートピア)

「ズートピア」の主題歌「トライ・エヴリシング」は、前向きな曲調が印象的です。口ずさみながら練習すると、リズム感も養われます。初級向けアレンジ譜を選び、まずは右手のメロディから取り組んでみてください。達成感を得やすく、挑戦しやすい1曲です。

紅蓮華(鬼滅の刃)

「鬼滅の刃」の人気とともに広く知られた「紅蓮華」は、アップテンポで勢いのある曲です。テンポを大きく落として練習することで、指の筋力と正確さを鍛えることができます。「いつか原曲テンポで弾きたい」という目標を持ちながら練習する喜びも、この曲の魅力です。

パプリカ(Foorin)

Foorinの「パプリカ」は、世代を超えて愛される曲です。メロディの動きがなだらかで、大きなジャンプが少ないため、音を探しながら弾く初心者でも取り組みやすい構成です。歌詞を口ずさみながら弾くと、リズムの感覚が自然と整います。

ケセラセラ(Mrs. GREEN APPLE)

Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」は、ドラマ主題歌としても話題を集めた曲です。現代の人気曲に挑戦すること自体が大きな達成感につながります。リズムに乗りやすいメロディラインを意識しつつ、右手から少しずつ練習していきましょう。

アイドル(YOASOBI)

YOASOBIの「アイドル」は、複雑なリズムと速いテンポで知られています。初級向けアレンジ譜でテンポを大きく落とし、まず右手のメロディだけを丁寧に弾くところから始めましょう。

難しそうな曲でも、右手と左手に分けてゆっくり練習を重ねれば、習得しやすくなります。「こんな難しそうな曲が弾けた!」という達成感は、ほかの曲では味わえない特別なものです。

まとめ

ピアノの簡単な曲は、お子さまの気持ちに合った1曲から始めることが大切です。「弾けた!」という体験の積み重ねが、ピアノを長く続ける力になります。

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