
独学でピアノを始めようと思っているけれど、何から始めたらいいかわからないため諦める方は少なくありません。また、電子ピアノ しかない場合、練習しても上達しないという話も耳にします。
本記事では、電子ピアノ での練習は上達しないといわれる理由や初心者でも効果的に練習できる方法などを解説します。これからピアノにチャレンジしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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「電子ピアノ での練習は上達しない」といわれる理由
電子ピアノ で練習をしても上達しないといわれる理由として、アコースティックピアノとの違いが挙げられます。
大きな違いのひとつは音を出す仕組みです。アコースティックピアノは、打鍵するとピアノ内部のハンマーが動いて弦を叩くことで音がなります。そのため、鍵盤の叩き方で音の強弱や音色を変化など繊細な演奏が可能です
一方で、電子ピアノには弦が備わっていません。打鍵情報をセンサーが読み取ってデジタル化したピアノの音を出す仕組みであり、アコースティックピアノのような変化に富んだ表現は困難です。
また、鍵盤の重さも異なり、電子ピアノはアコースティックピアノよりも軽めです。電子ピアノで練習した場合、いざアコースティックピアノを弾こうとすると指が思うように動かないケースも少なくありません。
このように、アコースティックピアノと電子ピアノは根本的に違う楽器であり、電子ピアノで練習をしても表現の幅や指の運び方に上限があります。とくに、中級以上の曲を演奏したい場合、電子ピアノでは物足りなく感じるでしょう。電子ピアノではなかなか上達しないと悩んでいる方は、アコースティックピアノを選ぶことをおすすめします。
電子ピアノでも上達できる部分は?
表現力を高めたり、より高いスキルを身につけたりするためにはアコースティックピアノが適しています。しかし、電子ピアノだからといって、まったく練習にならないわけではありません。
電子ピアノでも、基本的な指の動かし方を練習することは可能です。とくに、ピアノでは右手と左手が違う動きをするため、上達するには繰り返し練習をする必要があります。ピアノの種類を問わず、鍵盤にたくさん触れることで左右の指を動かせるようになります。
また、譜面を読んだり暗譜をしたりする際も、電子ピアノでも支障なく練習できるでしょう。
効果的なピアノ練習法
続いては、ピアノ初心者でも効果的に上達する練習方法を5つ解説します。これからピアノを始める方も参考にしてみてください。
レベルにあった練習曲を選ぶ
効果的に練習するには、自分のレベルを把握してマッチする練習曲を選ぶことが大切です。いきなり難しい曲を選ぶと、思うように演奏できず挫折する可能性があります。ピアノ初心者であれば、簡単な練習曲がおすすめです。
一般的には、ピアノを始めてから3か月までは入門レベル、2年未満は初級レベルが適しています。間違えずに弾けるようになったら、次のレベルに進むようにしましょう。
楽曲を理解する
ピアノを練習しようと思っても、知らない曲だとモチベーションが上がりません。そのため、事前に練習する曲のイメージを理解することも重要なポイントです。
徐々にスキルが上がって譜面が読めるようになると、楽譜を見ただけでメロディーが浮かびます。読譜力がつくまでは、ピアノを練習する前に一度曲を聞いておくとスムーズに取り組みやすくなるでしょう。
両手を使って弾くことを意識する
ピアノは両手を使って弾く楽器です。しかし、初心者の場合は左右の手が違う動きをすることに戸惑うケースも少なくありません。スムーズにピアノを弾くには、両手を使って弾くことを意識しながら、片手ずつ練習するとよいでしょう。
片手の指運びを覚えたら、両手で弾いてみると早く上達しやすくなります。
メトロノームを活用する
音楽の三大要素として「リズム」「メロディー」「ハーモニー」が挙げられます。このうち、リズムの感覚を掴むうえで役立つアイテムがメトロノームです。
初心者のうちは、メトロノームに合わせて手を叩くのもよいでしょう。これにより拍感がイメージできるようになると、多様なリズムを正しく弾き分けられるようになります。
録音・録画を活用する
練習風景を録音・録画する方法もおすすめです。自分の演奏を客観的に見ると、細かいミスやテンポのズレなどに気付きやすくなります。気になる部分の改善を進めると、効率的に上達することが可能です。
最近は、高音質で録音・録画できるアイテムが豊富にあります。また、スマートフォンも役立つため、すぐにでもチャレンジできる練習方法といえるでしょう。
モチベーションアップの秘訣
ピアノの練習を継続するには、モチベーションを保つことが大切です。ここでは、モチベーションアップの秘訣を4つ解説します。
好きな曲を練習する
モチベーションを高めて練習するには、好きな曲を選ぶことも重要です。知らない曲ばかり練習すると、途中からつまらなく感じる可能性があります。とくに、初心者の練習曲は単純なものが多いため、合間に好きな曲にチャレンジするのもよいでしょう。
楽譜には多様な種類があり、有名な曲を簡単にアレンジしたタイプもあります。好きな曲が弾けるようになるとモチベーションが高まり、日々の練習も楽しくなるでしょう。
レッスンを受けてみる
毎日一人で練習していると、マンネリ化してしまうこともあるでしょう。とくに、なかなか上達しないときはモチベーションが下がってしまう可能性があります。やる気が起きないときは、環境を変えてレッスンを受ける方法もおすすめです。
たとえば、定期的にピアノ教室に通うと、ルーティンになり継続して練習しやすくなります。また、ピアノ講師から細かいフィードバックを受けられるので、効果的に練習できる点も魅力です。近隣にピアノ教室がある場合は、一度体験レッスンを受けてみるのもよいでしょう。
コミュニティを充実させる
ピアノを練習する仲間たちを見つける方法も、モチベーションアップにつながります。たとえば、ピアノ教室で同じレベルの仲間を見つけるのもよいでしょう。
また、練習する様子をSNSに投稿すると反応を得られる可能性があります。同じように練習をする人と情報交換ができれば、互いに刺激を与えあって上達しやすくなるでしょう。ただし、SNSは不特定多数の人に閲覧されるため、注意して活用する必要があります。合わない場合は、ほかの手段を選びましょう。
アコースティックピアノをレンタルしてみる
ピアノの上達には、電子ピアノよりもアコースティックピアノが適しています。しかし、自宅には電子ピアノしかないため悩んでいる方も多いでしょう。こうした場合は、アコースティックピアノのレンタルがおすすめです。
ピアレントでは、アップライトピアノのレンタルを月額制で提供しています。自社工房でクリーニングしており、熟練の調律師がメンテナンスしているため、レンタルでも品質のよいピアノで練習することが可能です。上質な音で練習したい方は、ぜひご活用ください。
まとめ
アコースティックピアノと電子ピアノは、構造がまったく異なり音質や表現の幅、鍵盤の重さなどが違います。より高いスキルを身につけるには、豊かな表現ができるアコースティックピアノが適しています。
電子ピアノで練習してもなかなか上達しないという方は、アコースティックピアノのレンタルがおすすめです。ピアレントでは、月額制のアップライトピアノレンタルを提供しています。全国配送に対応しており、場所を問わずお届けすることが可能です。
また、動産保険に加入しているため、万が一使用中に傷をつけてしまっても問題ありません。必要な費用は毎月のレンタル料と送料のみであり、更新料も不要で長くレンタルする際にも最適です。ピアノを継続して練習したいという方は、お気軽にお問い合わせください。



