ピアノを購入するなら中古と新品のどちら?


ピアノ を中古購入するときは、選び方を押さえておくことが大事です。種類や価格、外観の美しさはもちろん、調律状況など内部をチェックし、販売店の対応も確認しましょう。中古ピアノのデメリットや新品ピアノとの違いも紹介します。

ピアノ を購入する際に、新品だけでなく中古ピアノも選択肢に入れる方が増えています。中古ピアノは購入費用を抑えられることがメリットですが、品質やメンテナンスに不安が残るのも確かです。

この記事では、新品ピアノと中古ピアノの違いやそれぞれのメリット・デメリットを紹介しています。また中古のピアノを選ぶ際のポイントや注意点についても解説しているため、ピアノ選びで迷っている方におすすめの記事です。

中古ピアノを購入する際のポイント

中古ピアノを選ぶ際には、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

・種類
・価格
・置き場所
・外観や内部
・調律状況
・販売店の店員の対応

具体的なポイントを以下で詳しく解説します。

中古ピアノの種類

ピアノには、大きく分けてアップライトピアノとグランドピアノの2種類があります。一般的にアップライトピアノは、グランドピアノに比べて購入価格が抑えられています。

弦が縦に配置されているため、奥行きが狭く、コンパクトなデザインが特徴です。スペースが限られがちな一般家庭でも比較的設置しやすく、日常的な使用に向いています。

一方、グランドピアノは弦が水平に張られており、音を微妙に変化させることや素早い連打などを得意としています。ダイナミックな音楽表現だけでなく、繊細なニュアンスも表現しやすいのが特徴です。

コンサートホールや音楽学校などでよく使われますが、家庭用としても選ばれることもあります。音質にこだわりたい人にとっては魅力的な楽器でしょう。

中古ピアノの価格

中古ピアノは、新品に比べて購入価格を抑えられるのが魅力です。その価格は、ピアノの状態や製造年数、またはメーカーにより大きく異なり、一概に目安を提示することが難しくなっています。

初心者用のエントリーモデル、上位モデル、海外のセカンドブランドかどうかによっても価格は異なります。そのため、大まかな価格帯に留めた紹介となりますが、たとえばヤマハやカワイなど有名国内メーカーであれば、25~100万円を想定しておきたいところです。

ただし、購入費用だけでなく、メンテナンスや修理費用も考慮する必要があります。比較的高額に販売されている中古ピアノであっても、必ずしも外観や内部が良好な状態であるとは限らないためです。

中古ピアノを置く部屋

ピアノを購入する際は、設置予定の部屋に合ったサイズかどうかを確認しましょう。ピアノの奥行き・高さ・幅を確認し、設置後に部屋が狭く感じないかを考慮する必要があります。

とくにグランドピアノを検討している場合、奥行きが1.5〜2m以上になることも多いため、周囲に十分なスペースを設けていないと圧迫感を覚えることがあります。もし部屋のスペースが限られているなら、コンパクトなアップライトピアノを選ぶのもひとつの方法です。

加えて、グランドピアノの場合は重量にも注意を払いましょう。設置する部屋の床がその重量に耐えられるかを確認し、必要に応じて補強することも考えます。

また、ピアノは部屋のインテリアとしても大きな存在感を放ちます。既存のインテリアに合うか確認しておきましょう。

中古ピアノの外観や内部

中古ピアノを購入する際には、事前に外観や内部をチェックしましょう。外観に小さな傷がある場合、直さずに放置している業者は、内部の調整や修理も適切に行っていない可能性があるからです。傷や塗装の剥がれ、鍵盤の黄ばみや汚れがないかを確認しましょう。

また、内部の状態は、ピアノの音質や演奏感に大きな影響を与えます。とくに、以下の部分のチェックは必ず行いましょう。

ペダルやハンマーが摩耗していないか
弦やフレームに錆がないか
鍵盤がスムーズに動くか、横から見て鍵盤が均等であるか
フェルトやクロスに虫食いがないか
響板にひび割れがないか
椅子がぐらついていないか

このような劣化や不具合があると、音質や音量、鍵盤のタッチに影響を及ぼし、演奏の質に関わります。修理が必要になれば、購入費用に加えて修理代も発生するでしょう。

中古ピアノの調律状況

中古ピアノの使用状況や消耗具合を知るためにも、調律状況を確認しましょう。製造番号で製造年がわかり、調律履歴カードを調べることでメンテナンス履歴を把握できます。

ピアノは非常に繊細な構造を持つ楽器であり、購入後の調律は欠かせません。とくに中古ピアノの場合、移動や設置の際のわずかな変化が音質に影響を与えます。信頼できる調律師に依頼することで、安心してピアノを楽しめるでしょう。

中古ピアノ販売店の店員の対応

中古ピアノを購入する際は、販売店の店員の対応がよいお店を選びましょう。購入前に疑問や不安を気軽に相談できることは、新品・中古問わず重要なポイントです。

店員がピアノの専門知識を持っていれば、ピアノ一つひとつの状態や特徴について、詳しい説明が受けられます。

中古ピアノのメリット・デメリット

中古ピアノは、新品に比べて低価格に購入できる一方、品質に不安が残るといった方も少なくないでしょう。ここでは、中古ピアノを選ぶ際に押さえておきたいメリット・デメリットを詳しく解説します。

中古ピアノのメリット

長年の使用によって生み出される、深みのある響きが中古ピアノのメリットです。時間をかけて木材が馴染んでいくことで、豊かな音色を引き出せるようになります。

いわゆるこの「熟成された音」は新品にはないもので、演奏者の表現力をさらに引き出し、演奏に深みを与えてくれます。とくにクラシックやジャズのように、繊細なニュアンスや感情を音に込めたい方にとって、中古ピアノは魅力的な選択肢のひとつといえるでしょう。

さらに、中古ピアノは新品に比べて価格を抑えて購入できるので、コストパフォーマンスが優れています。新品の購入となるとやや予算が合わない方でも、中古ピアノであれば選択肢が広がります。

中古ピアノのデメリット

中古ピアノは、新品に比べて寿命が短い傾向があります。適切なメンテナンスが行われていない場合、全体の耐久性が低下していることもあり、購入後すぐに修理が必要になる可能性があるでしょう。

とくに鍵盤や弦、ハンマーといった、重要な部分が摩耗しているケースもあります。修理や交換、調整には高額な費用がかかることもあり、購入費用に加えて調律費用やメンテナンス代、部品交換費用が負担となる可能性は否めません。

さらに、ピアノは弾き手によって、タッチ感や音色に独自の癖がつきやすい楽器です。前の所有者の弾き方によって、鍵盤の重さや音の出方が微妙に変化していることが多く、その癖に違和感があることも少なくありません。

とくに、自分の演奏スタイルと前の所有者の癖が異なる場合、慣れるまでに時間がかかるでしょう。

新品ピアノのメリット・デメリット

新品ピアノは故障リスクが少ない分、購入費用が高くなるという一面があります。以下で、新品ピアノのメリット・デメリットについて紹介します。

新品ピアノのメリット

新品ピアノのメリットは、すべての部品が新品であるため、故障のリスクが低いことです。弦やハンマー、鍵盤などのパーツが最新の状態で組み込まれているため、長期間にわたり安定した演奏を楽しめます。

万が一、故障や不具合が発生した際にも、新品ピアノにはメーカーの保証がついているため安心です。多くの場合、数年間の保証期間が設けられており、無料で修理や交換が受けられます。この保証があることで、初期の修理費用を心配せずにすみます。

また、新品ピアノは寿命が長く、適切なメンテナンスを続けていれば、何十年にもわたり美しい音色を維持できます。大切に使い続けたものは、世代を超えて愛用されることも少なくありません。

新品ピアノのデメリット

新品ピアノのデメリットは、中古ピアノに比べて購入価格が高くなることです。予算が少ない場合、選べるピアノが限られてしまうため、メーカーや音色など、どこかの部分を妥協するケースも出てくるでしょう。

さらに、すべてのパーツが新しいため、音質や調律が安定するまでに時間がかかります。ピアノは、木材やコットンなどの自然素材を多く使用しているため、環境に馴染むためには時間が必要だからです。

新しいピアノは、硬さや響きが未熟な状態にあり、演奏者が時間をかけて弾き込むことで徐々に音が深まります。そのため、新品ピアノを購入した場合、初めから完璧な音色や演奏感を求めるのは難しいかもしれません。

ベストコンディションで演奏できるようになるまで、1〜3年程度の弾き込みが必要な場合もあります。

中古ピアノを選ぶ際の注意点

新品よりも安い費用で手に入れられる中古ピアノですが、選び方を間違えると、修理や調整に手間と費用がかかることもあります。以下で、中古ピアノを購入する際に気をつけるべきポイントを解説します。

価格だけで選ばない

中古のピアノは、価格だけで選ばないようにしましょう。確かに価格は重要な要素ですが、それだけで決めてしまうと購入後に後悔する可能性が高くなります。

価格が安い理由には、状態の劣化が著しい、または修理が必要といった問題が含まれている場合も多いからです。購入後に高額な修理費がかかる可能性を考えれば、安いものが必ずしもお得とは限りません。

外見だけで判断しない

中古のピアノを購入する際には、外見だけで決めてはいけません。見た目がきれいでも、内部の弦やハンマーなどが劣化している可能性があります。

購入後すぐにメンテナンスや修理が必要になるかもしれません。中古のピアノを選ぶ際は、外見だけでなく、内部の状態やメンテナンス履歴などを総合的に確認することが大切です。

音質チェックを怠らない

音質チェックを怠ってはいけません。ピアノの音のよさは、その楽器の大事なポイントで、弾く楽しさや満足感につながります。買った後で不具合に気づいて後悔しないように、買う前に必ず音を確認して、自分好みの音が出るか慎重にチェックしましょう。

保証やアフターサービスを確認する

中古ピアノを購入する際には、保証やアフターサービスの内容を確認することが大切です。保証やアフターサービスがついていれば、もしピアノに不具合が起きても、費用負担をせずにすむでしょう。

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まとめ

新品ピアノは初期費用が高いものの、故障のリスクが少ないため、長く安心して使えるのがメリットです。一方で、中古ピアノは初期費用が抑えられますが、ピアノの状態や過去のメンテナンスによって品質が大きく異なります。

中古ピアノを選ぶ際は、信頼できるお店で購入することが大切です。アフターケアやメンテナンスについても気を配ることで、長く快適に使用できるピアノを手に入れられるでしょう。

また、転勤が多い家庭や、子どもに質の高い音楽体験をさせたい方には、ピアノレンタルサービスを選ぶこともひとつの選択肢です。

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