ピアノかっこいい曲

子どものころに少しだけピアノを習っていたという方は、大人になってから「もう一度弾いてみたい」と感じることがあるのではないでしょうか。とくに、テレビやコンサートで華やかな演奏を目にすると、自分もあんなふうに弾けたらかっこいいだろうなと思う瞬間もあるはずです。

この記事では、ピアノで弾けたらかっこいいと感じられる曲を、J-POPからクラシックまでジャンルを問わず紹介します。初級・中級・上級の難易度別に分けているため、ブランクがある方でも取り組みやすい1曲がきっと見つかります。

ピアノで弾けたらかっこいい曲の特徴と選び方

ピアノで弾けたらかっこいいと思われる曲には、いくつかの共通した特徴があります。

たとえば、テクニックの見せどころがある曲、聴く人を引き込むメロディを持つ曲、耳に残る印象的なフレーズがある曲などです。こうした曲は演奏している姿そのものが華やかに見えるため、発表会や人前で披露する場面にもぴったりです。

一方で、いきなり難しい曲に挑戦すると、思うように弾けず挫折してしまうこともあります。料理でいきなり手の込んだ1皿に挑戦すると失敗しやすいのと同じように、ピアノも段階を踏むことが大切です。まずは初級のアレンジから始めて、慣れてきたら少しずつレベルを上げていくと、無理なく上達できるでしょう。

また、かっこいい曲の表現力を最大限に引き出すには、楽器選びも大切なポイントです。ここで注意したいのが、アコースティックピアノと電子ピアノは、見た目が似ていてもまったく別の楽器だということです。

電子ピアノは音源をスピーカーから鳴らす仕組みですが、アコースティックピアノは弦をハンマーで打って音を出しており、鍵盤の重さやタッチの感触、響きの豊かさが大きく異なります。強弱をつけたり、ペダルを使って音を伸ばしたりといった繊細な表現は、アコースティックピアノならではの魅力といえます。

かっこいい曲を弾きこなしたいなら、本物のピアノに触れながら練習を重ねることが、上達への近道になります。

【邦楽・J-POP】ピアノで弾けるとかっこいい曲20選①

普段からよく耳にするJ-POPやアニメソングは、演奏のイメージも持ちやすく、ピアノソロとの相性も抜群です。

ここでは、初級から上級まで難易度別に、弾けたらかっこいいと思われる邦楽の名曲を20曲紹介します。

【初級】ブランクがあっても安心!シンプルで聴き映えする曲7選

まずは、指の動きが比較的やさしく、無理なく取り組める7曲を紹介します。メロディがなめらかな曲を中心に選んでいるため、演奏に慣れていない方でも最初の1曲としてぴったりです。

雪の華/中島美嘉

2003年に発表されたバラードで、冬の情景を思わせる切ないメロディが特徴です。音の動きが比較的ゆったりしているため、初めて挑戦する方にも取り組みやすい1曲です。切ない歌声を思い浮かべながら弾くと、より感情のこもった演奏に近づきます。

Tomorrow never knows/Mr.Children

伸びやかなメロディラインが魅力の曲です。シンプルな和音進行が多く、指の動きに無理がないため、初心者の方にも向いています。大きく歌うように旋律を弾くと、聴く人の心に残る1曲に仕上がります。

喜劇/星野源

軽快なリズムが心地よい1曲です。跳ねるようなフレーズを楽しみながら、リズム感を養う練習にもなります。アニメ作品の主題歌としても親しまれており、歯切れのよいタッチを意識すると軽やかな雰囲気が生まれます。

アイノカタチ/MISIA

壮大なスケールを持つバラードで、サビの盛り上がりが印象的です。ゆっくりとしたテンポのため、メロディを歌うように弾けます。サビ部分をていねいに弾くことで、感情の高まりを表現できます。

愛をこめて花束を/Superfly

力強いメロディが胸に響く1曲です。シンプルな伴奏形が多いため、表現力を磨く入り口としてもおすすめです。力強く伸びる歌声のようなフレーズを意識すると、聴き映えする演奏になります。

Summer/久石譲

映画音楽として知られるインストゥルメンタル曲です。どこか懐かしさを感じさせる旋律が魅力で、歌詞がない分、自分なりの情景を思い描きながら演奏を楽しめます。シンプルな旋律だからこそ、1音1音を大切に響かせる意識が求められます。

花/藤井風

切なさとやさしさが同居したメロディが特徴です。ゆったりとしたテンポで音の余韻を大切にする曲なので、指の動きに自信がなくても取り組みやすいでしょう。若い世代からの支持も厚く、指先で情感を表現する練習に向いています。

【中級】少し慣れてきたら挑戦したい!表現力が広がる曲7選

少し慣れてきた方には、表現の幅を広げられる7曲がおすすめです。テンポや和音の切り替えがやや複雑になり、指先だけでなく音の強弱をコントロールする力も試されます。

残酷な天使のテーゼ/高橋洋子

アニメ作品の主題歌として広く知られる、疾走感のある1曲です。テンポが速く指の運びも複雑になるため、基礎が身についてきた段階での挑戦に向いています。力強いイントロから一気に引き込まれる構成のため、最初の数小節をていねいに仕上げることが大切です。

戦場のメリークリスマス/坂本龍一

音数自体はそれほど多くありませんが、繊細なタッチと間の取り方が求められる曲です。一つひとつの音をていねいに響かせながら、表現力を大きく伸ばせます。映画音楽として世界的に知られており、静けさの中にある緊張感を表現する練習にもなります。

勇者/YOASOBI

力強く前向きなメロディが印象的な1曲です。テンポの速いパッセージが随所にあり、指のスピードと正確さの両方が鍛えられます。アニメ作品の主題歌としても人気を集めており、メッセージ性のあるメロディも魅力です。

<h4>プランA/DISH//</h4>

軽快なリズムとキャッチーなメロディが特徴です。和音の切り替えが多いため、両手の連携を意識した練習に役立ちます。アニメ作品の主題歌として親しまれており、軽やかなタッチで弾くと爽快感が生まれます。

春よ、来い/松任谷由実

情感豊かなメロディが魅力の1曲です。四季の移ろいを感じさせる旋律で、強弱の変化をつけながら弾くことで、奥行きのある演奏に仕上がります。

familie/Mrs. GREEN APPLE

壮大で温かみのあるメロディが特徴の1曲です。車のCMソングとしても知られ、サビに向かう高揚感を強弱を意識して表現する練習に適しています。

Baby, God Bless You/清塚信也

ピアニストとしても活躍する清塚信也さんによるオリジナル曲です。優しく包み込むようなメロディで、繊細なタッチのコントロールを磨けます。TVドラマ作品でも使用された楽曲で、優しい音色を保ちながら弾く練習になります。

【上級】いつかは弾きこなしたい!圧倒的な存在感を放つ曲6選

いつかは弾きこなしたいと憧れる方に向けて、圧倒的な存在感を放つ6曲を紹介します。いずれもテンポが速く、指先の正確さと持久力の両方が問われる曲です。

閃光/[Alexandros]

疾走感のあるロックナンバーです。速いテンポと複雑なリズムパターンが続くため、指の独立性としっかりとしたリズム感が求められます。アニメ映画作品の主題歌としても知られ、そのリズムを正確に刻む技術が試されます。

廻廻奇譚/Eve

アニメ作品の主題歌として人気を集めた1曲です。めまぐるしく変化するメロディラインを弾きこなすには、相応の練習量が必要です。独特なコード進行が特徴で、指の動きをひとつずつていねいに確認しながら練習を進めるのがおすすめです。

唱/Ado

迫力のあるサウンドが特徴の1曲です。音域の広さと速いパッセージが続くため、上級者向けの弾きごたえがあります。テーマパークのハロウィンテーマソングとしても話題を集め、広い音域を生かした演奏が魅力です。

KICK BACK/米津玄師

高いリズム感と速いテンポが要求される1曲です。細かい音符を正確に刻む技術が必要になり、練習のしがいがあります。アニメ作品の主題歌として人気を集めており、音を粒立てて弾く技術を磨けます。

情熱大陸/葉加瀬太郎

テレビ番組のテーマ曲として広く知られる1曲です。ラテン風の情熱的なリズムが特徴で、発表会やストリートピアノでも人気の高い定番曲です。体全体でリズムを感じながら弾くのがコツです。

ミックスナッツ/Official髭男dism

アニメ作品の主題歌としても親しまれている1曲です。テンポが速く、コミカルで軽快な雰囲気が特徴のため、跳ねるようなリズムを正確に刻む技術が求められます。

こちらの記事では、ピアノの効率のよい練習方法について解説しています。
練習を続けるために意識したいポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

ピアノの効率のよい 練習 方法 ! 練習 で意識したいポイントも紹介

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【クラシック】ピアノで弾けるとかっこいい曲20選②

クラシックの名曲には、ピアノならではの美しさや迫力が際立つ曲が数多くあります。ここでは、初級から上級まで幅広い難易度の曲をピックアップし、さまざまな演奏レベルの方に合った1曲を紹介します。

【初級】基礎を思い出しながら美しく奏でる名曲6選

まずは、基礎を思い出しながら美しく奏でられる6曲です。いずれも指の動きに無理が少なく、クラシックの世界にゆっくりと足を踏み入れるのにぴったりの曲ばかりです。

ジムノペディ/サティ

ゆったりとしたテンポと、静かで落ち着いた旋律が特徴の1曲です。指の動きに無理がないため、指慣らしとして基礎を確認するのにも適しており、小品としても取り組みやすい曲です。

エリーゼのために/ベートーヴェン

知名度の高い名曲で、静と動が織りなす展開が魅力です。比較的取り組みやすい一方、表情豊かに演奏するには細やかなタッチが求められます。静と動の対比を意識しながら弾くことで、ドラマチックな雰囲気を演出できます。

愛の挨拶/エルガー

優雅で温かみのある旋律が特徴の1曲です。ゆったりとしたテンポのため、メロディをじっくり歌わせる練習に向いています。結婚式などでも演奏される機会が多く、優しい音色を大切にしながら弾く練習にもなります。

ユーモレスク/ドヴォルザーク

軽やかで少しユーモラスな雰囲気を持つ1曲です。跳ねるようなリズムを楽しみながら、指先の軽やかさを磨けます。テンポ感を保つ練習にも向いています。

白鳥の湖/チャイコフスキー

優美な旋律が印象的なバレエ音楽のひとつです。なめらかなメロディラインを美しく歌わせることが、弾きこなすうえでの鍵になります。フレーズを美しくつなげる練習にもなるでしょう。

組曲「展覧会の絵」より プロムナード/ムソルグスキー

堂々とした雰囲気を持つ1曲です。展覧会を歩くような情景を思い浮かべながら、規則正しいリズムを保つことで、力強さと品を両立させる練習になります。

【中級】ステップアップに最適!テクニックを磨く定番曲6選

続いて、ステップアップに最適なテクニックを磨く定番の6曲です。誰もが1度は耳にしたことのある名曲ぞろいで、達成感を得やすいのも魅力です。

トルコ行進曲/モーツァルト

軽快なテンポとはっきりとしたリズムが特徴の1曲です。親しみやすい旋律で人気が高く、左手が刻む規律正しいリズムを崩さずに弾くことが、上達のポイントになります。

アラベスク第1番/ドビュッシー

流れるような優美な旋律が魅力の1曲です。アラビア風の曲線美を表現した曲名のとおり、指をなめらかにつなげる感覚を養う練習に適しています。

小犬のワルツ/ショパン

軽やかで速いテンポの旋律が特徴です。子犬が跳ね回る様子を思わせる愛称で親しまれており、跳ねるような音の流れを指でしっかりコントロールしながら弾く練習になります。

月の光/ドビュッシー

幻想的で美しい響きを持つ1曲です。楽譜のアレンジ次第で難易度に幅があり、繊細な和音の響きと表情豊かな表現力が求められます。映画やテレビCMでも使用される機会が多く、静かな夜に月明かりが降り注ぐような情景を思い浮かべながら弾くのがおすすめです。

亡き王女のためのパヴァーヌ/ラヴェル

静かで気品のある旋律が魅力です。舞曲のリズムを大切にしながら音の粒をそろえ、落ち着いたテンポを保つ練習に向いています。

ゴルトベルク変奏曲/J.S.バッハ

主題と変奏が織りなす壮大な構成を持つ1曲です。規則正しいリズムを保ちながら、両手の独立性を鍛える定番曲として知られています。長大な作品のため、まずは一部の変奏から取り組むのもおすすめです。

【上級】演奏者の憧れ!圧巻のテクニックで魅せる難関曲8選

最後に、演奏者の憧れとも呼べる圧巻のテクニックで魅せる難関曲8曲を紹介します。これらはあくまで憧れの1曲として捉え、まずは初級・中級のアレンジ譜面から取り組むと、無理なく段階を踏んで挑戦できます。

幻想即興曲/ショパン

左右で異なるリズムを刻むポリリズムが美しい1曲です。流れるようなアルペジオを正確に重ねる技術が求められ、難易度の感じ方には個人差があります。

革命/ショパン

力強い左手のパッセージが印象的な1曲です。激しい感情表現と正確な指の動きの両立が、弾きこなすうえでの課題になります。情熱的な演奏が魅力の1曲としても知られています。

月光/ベートーヴェン

静かな第1楽章とは対照的に、終楽章では激しい感情の高まりが描かれます。右手の速い分散和音を、構成感を保ちながら弾きこなす必要があります。サスペンス作品などで緊迫した場面に使われることもある1曲です。

別れの曲/ショパン

正式名称はエチュード集第3番といい「別れの曲」という呼び方は日本独自のものです。海外では「悲しみ」を意味する言葉で呼ばれることもあり、美しい旋律と技巧的な中間部が魅力の1曲です。

愛の夢/リスト

甘美な旋律が魅力の、ロマン派を代表する1曲です。情感を込めて旋律を歌わせる表現力と、後半の技巧的な部分の両方が求められます。もともと歌曲として作られた旋律のため、歌うように弾く意識が大切です。

パガニーニの主題による狂詩曲/ラフマニノフ

超絶技巧が随所にちりばめられた大曲です。甘く印象的な旋律を含む変奏もあり、聴きどころの多さが魅力です。なかでもよく知られた変奏は、映画やCMなどでも使用されています。

英雄のポロネーズ/ショパン

力強く堂々とした雰囲気を持つ1曲です。発表会の定番曲としても知られており、聴く人を引き込む存在感があります。

ラ・カンパネラ/リスト

鐘の音を模した高速のパッセージが特徴で、ピアノの超絶技巧を代表する1曲です。弾きこなすには相応の練習量が必要ですが、その分、達成感と迫力は格別です。部分ごとに区切って練習を重ねることが、弾きこなすための近道になります。

まとめ

ここまで、ピアノで弾けたらかっこいいと思われる曲を、難易度別に紹介してきました。憧れの曲を弾きこなせたときの喜びは、何ものにも代えがたいものです。ただし、いきなり難しい曲に挑戦するのではなく、まずは自分のレベルに合った1曲から始めることが、長く楽しく続けるコツといえます。

そして、かっこいい曲の表現力を存分に引き出すには、楽器選びも大切です。電子ピアノとピアノは似ているようでまったく別の楽器であり、強弱やペダルによる響きまで生かした演奏をしたいなら、本物のピアノに触れながら練習を重ねることが近道です。

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