初級者でも盛り上がる！ ピアノ連弾 おすすめ曲15選と練習のコツ

ピアノを始めたばかりの小さなお子様にもおすすめなのが連弾です。ひとりよりも音の広がりを楽しむことができ、大好きなママやパパ、お友達と一緒に、ひとつの曲を弾く達成感も味わえます。

「娘がピアノに興味を持ち始めたけれど、一緒に楽しめる方法はないかしら？」そんな風に考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。連弾なら、初級者でも気軽にチャレンジでき、親子の絆を深める素敵な時間を過ごせます。

本記事では、初級者でも無理なく演奏できて、心から盛り上がれる連弾曲を15曲厳選してご紹介します。クラシックから現代の人気曲まで、幅広いジャンルから選んだ楽曲で、きっとお気に入りの一曲が見つかるはずです。

【ジャンル別】初級者でも盛り上がる連弾曲15選

連弾の魅力は、シンプルなメロディーでも2人で演奏することで豊かなハーモニーが生まれることです。ここでは、初級者でも楽しめる楽曲を4つのジャンルに分けてご紹介します。

1.フォーレ「組曲：ドリー Op.56 第1曲 子守歌」｜クラシック系

連弾といえばまず名前が挙がる定番中の定番が、フォーレの「ドリー」組曲です。第1曲の「子守歌」は、優しく温かな音色が特徴で、弾きやすさと美しさを兼ね備えています。

ゆったりとしたテンポで進行するため、初級者でも余裕を持って演奏でき、親子で情感豊かな時間を共有できます。メロディーパートとベースパートがそれぞれに魅力的で、どちらを担当しても主役になれる楽曲です。

2.パッヘルベル「カノン」｜クラシック系

誰もが知るクラシックの名曲「カノン」は、連弾アレンジでも絶大な人気を誇ります。美しいメロディーラインが段階的に重なり合い、連弾ならではの立体的な響きを楽しめます。

初級者向けのアレンジでは、基本的なコード進行を活かしながらシンプルに編曲されているため、技術的な負担を抑えながらも壮大な音楽体験ができます。演奏できたときの達成感は格別です。

3.ベートーヴェン「喜びの歌」｜クラシック系

第九交響曲で有名な「喜びの歌」は、力強く希望に満ちたメロディーが魅力です。連弾では、オーケストラの重厚感を1台のピアノで表現でき、演奏者も聴き手も心が躍る仕上がりになります。

比較的覚えやすいメロディーで、お子様でも口ずさみながら楽しく演奏できます。クラシックの金字塔的な存在であり、演奏できることで大きな自信とモチベーションアップにつながります。

4.アラジン「ホール・ニュー・ワールド」｜ポピュラー・映画音楽系

ディズニー映画の名曲として親しまれている「ホール・ニュー・ワールド」は、夢と冒険に満ちた美しいバラードです。連弾では、魔法のじゅうたんで空を舞うような幻想的な世界観を表現できます。

アカデミー賞とグラミー賞をダブル受賞した名曲だけあって、演奏する喜びと聴く楽しさの両方を味わえます。親子で歌いながら演奏すれば、より一層盛り上がることでしょう。

5.ピノキオ「星に願いを」｜ポピュラー・映画音楽系

ディズニーの不朽の名作「ピノキオ」から生まれた「星に願いを」は、夢や希望を感じさせる温かいメロディーが印象的です。ゆったりとした3拍子のワルツで、穏やかな連弾時間を過ごせます。

シンプルながら心に響く美しいハーモニーは、初級者でも表現しやすく、演奏を通じて家族の絆を深められる楽曲です。

6.となりのトトロ「さんぽ」｜ポピュラー・映画音楽系

スタジオジブリの代表作「となりのトトロ」のオープニング主題歌「さんぽ」は、明るく元気なマーチ調で親子連弾の定番です。バグパイプの音色から始まる冒険感溢れるメロディーは、子どもたちの心をワクワクさせます。

シンプルで親しみやすいメロディーのため、初級者でも安心してチャレンジできます。歌いながら演奏すれば、自然と体も弾み、楽しい時間を共有できるでしょう。

7.魔女の宅急便「海の見える街」｜ポピュラー・映画音楽系

久石譲作曲による「海の見える街」は、少し大人びた雰囲気を持つ美しい楽曲です。ジブリ音楽特有の優雅で情感豊かなメロディーは、豊かな表現力を育むのに最適です。

穏やかで流れるような音楽は、連弾することでより深みを増し、演奏者をジブリの世界観に包み込んでくれます。親子で美しいハーモニーを奏でる喜びを感じられる一曲です。

8.坂本龍一「戦場のメリークリスマス」｜ポピュラー・映画音楽系

世界的に愛される坂本龍一の代表作「戦場のメリークリスマス」は、感動的で美しいメロディーが特徴です。映画音楽として生まれた楽曲ですが、ピアノソロでも連弾でも多くの人に愛され続けています。

少し切ないメロディーラインは、連弾で演奏することでより深い感動を呼び起こします。心に残る連弾体験ができる、特別な一曲といえるでしょう。

9.キャサリン・ロリン「パリのワルツ」｜ポピュラー・映画音楽系

現代のピアノ教育界で人気の作曲家キャサリン・ロリンによる「パリのワルツ」は、おしゃれで優雅な雰囲気を持つ楽曲です。3拍子のワルツリズムが心地よく、発表会などでも映える上品な仕上がりになります。

フランスの街角を思わせる洗練されたメロディーは、初級者でも弾きやすく、演奏を通じて音楽の美しさを実感できる素敵な作品です。

10.フランス民謡「きらきら星」｜童謡系

最も親しみやすい童謡のひとつである「きらきら星」は、連弾の入門曲として最適です。誰もが知っているシンプルなメロディーに、美しいハーモニーを加えることで、一気に豪華なピアノ曲に生まれ変わります。

基本的なコード進行を学ぶのにも最適で、おしゃれなアレンジを加えれば、童謡の枠を超えた魅力的な楽曲として楽しめます。

11.アメリカ民謡「森のくまさん」｜童謡系

リズミカルでコミカルな「森のくまさん」は、子どもたちが大好きな童謡です。連弾では、くまさんとの愉快な出会いを音楽で表現でき、親子で楽しく体を揺らしながら演奏できます。

明るく弾んだリズムは、初級者でも自然と体でリズムを感じながら演奏でき、音楽の楽しさを存分に味わえる楽曲です。

12.アメリカ民謡「大きな古時計」｜童謡系

日本でも長く愛され続けている「大きな古時計」は、初めて連弾に挑戦するペアにおすすめです。どちらにとっても馴染みのある曲のため、取り組みやすく、安心してチャレンジできます。

メロディーパートを主役のお子様、伴奏パートを保護者の方が担当すれば、シンプルな童謡も豪華なピアノ曲に変身します。お互いの呼吸を感じながら、心温まる演奏時間を過ごせるでしょう。

13.あつまれ どうぶつの森「案内所」｜現代・アレンジ系

子どもたちに大人気のゲーム「あつまれ どうぶつの森」から「案内所」のテーマ曲をご紹介します。温かく優しいメロディーが特徴で、ゲームの世界観そのままの癒しの時間を演奏で再現できます。

現代の子どもたちにとって身近な楽曲のため、積極的にピアノに取り組むきっかけとなり、親子でリラックスして心地よい演奏時間を共有できます。

14.スーパーマリオブラザーズ 連弾アレンジ｜現代・アレンジ系

ゲーム音楽の金字塔「スーパーマリオブラザーズ」のメインテーマは、軽快で覚えやすいメロディーが魅力です。連弾アレンジでは、ゲームの冒険感と躍動感をピアノで表現でき、親子でワクワクしながら演奏できます。

明るくエネルギッシュなリズムは、演奏していても聴いていても楽しく、子どもの冒険心を刺激する素敵な楽曲です。

15.ドラえもん「夢をかなえてドラえもん」｜現代・アレンジ系

国民的アニメ「ドラえもん」の主題歌として親しまれている「夢をかなえてドラえもん」は、子どもが積極的にピアノに取り組むきっかけとなる楽曲です。

希望に満ちた歌詞とメロディーは、親子で夢を語り合いながら演奏できる特別な時間を提供してくれます。大好きなキャラクターの曲を演奏できる喜びは、お子様のピアノへの興味を大きく高めることでしょう。

こちらの記事では、ピアノ初心者でも楽しく上達できる練習曲について解説しています。
ぜひあわせてご覧ください。

ピアノ連弾を楽しむ3つのポイント

素敵な楽曲を選んだら、次は実際に連弾を楽しむためのコツを押さえておきましょう。ここでは、親子での連弾をより充実させる3つのポイントをご紹介します。

レベルに合った楽譜を探す

連弾を成功させる第一歩は、演奏者のレベルに適した楽譜選びです。書店やオンラインショップでは、初心者・子ども向けに優しくアレンジされた連弾楽譜が数多く販売されています。

楽譜を選ぶ際は、メロディーパートとベースパートの難易度バランスも重要です。「初級×初級」「初級×中級」など、それぞれの技術レベルに合わせて選べる楽譜を活用しましょう。無理のないレベルから始めることで、達成感を味わいながら徐々にステップアップしていけます。

良質な楽譜とともに大切なのが、練習環境です。美しい音色のピアノがあることで、練習へのモチベーションも大きく向上し、連弾の楽しさを最大限に引き出せます。

コミュニケーションを取りながら楽しむ

連弾の最大の魅力は、息を合わせてひとつの曲を作り上げる楽しさです。お互いの音をしっかり聴き、相手の演奏に耳を傾けながら、自然な会話をするように音楽を奏でることが大切です。

演奏中は、アイコンタクトや身振りで意思疎通を図り、一緒にリズムを感じることで、より一体感のある演奏になります。うまくいかない部分があっても、お互いを励まし合いながら練習を重ねることで、親子の絆も深まります。

連弾は単なる練習ではなく、親子で素敵なハーモニーを奏でる最高のコミュニケーション方法です。一緒に演奏する時間を通して、言葉以上に深い心のつながりを感じられるでしょう。

練習はこまめに行う

連弾上達の鍵は、こまめな練習にあります。教室でのレッスンだけでは限界があるため、日々の積み重ねが何より大切です。毎日5分でも10分でも、ピアノに触れる時間を確保することで、確実にスキルアップできます。

しかし、練習を継続するためには、自宅にピアノがある環境が欠かせません。「ピアノを購入したいけれど高額な出費が心配」「子どもが続けるかわからない」「転勤があるため持ち運びが困難」といったお悩みを抱える方も多いでしょう。

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まとめ

初級者でも盛り上がれる連弾曲15選をご紹介しました。クラシックの名曲から現代の人気曲まで、幅広いジャンルの楽曲を通じて、親子で心から楽しい音楽体験ができるはずです。

連弾は単なる演奏技術の向上だけでなく、親子のコミュニケーションを深め、お子様の音楽への興味を育む素晴らしい方法です。レベルに合った楽譜選びと、お互いを思いやる気持ちを大切にしながら、ぜひ親子での連弾にチャレンジしてみてください。

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