ピアノがもたらす効果とは?大人へのメリットや上達のコツを解説

ピアノは古くから、老若男女問わず世界中で愛されてきた楽器の王様です。子どもの情操教育のために取り入れるご家庭も多いですが、大人にとってもさまざまな素晴らしい効果をもたらしてくれます。

本記事では、ピアノがもたらす効果や始め方、上達のコツ、ピアノ教室の選び方などを紹介します。ピアノを始めるメリットについてみていきましょう。

ピアノによって得られる大人の脳への効果

ピアノを弾くことで、大人の脳へはどのような効果が得られるのでしょうか。まずは、大人の脳への効果について紹介します。

脳の老化防止

脳は、使うほど発達していく器官です。しかし、年を重ねると複数の作業を同時に行うことは難しくなり、何も対策を行わない場合は衰えが加速します。

その点、ピアノは、両手の指先を使って演奏するほか、同時に目や耳も使います。複数の動作を同時に行うことになるため、自然と脳の老化防止トレーニングが可能です。その結果、脳の若さを保つ効果が期待できます。

脳の活性化

脳は、左脳で言語や計算、記憶などを行い、右脳で創造やイメージを担当します。ピアノを弾く際は、両手の指先や目、耳を利用するため、脳全体をバランスよく刺激でき、脳を活性化することが可能です。

脳が活性化されると、情報処理能力の向上のほか、運動をコントロールする小脳が発達するため記憶力・注意力・思考力・社会性の向上も期待できます。

情緒の安定

ピアノの音色は、幸福感や癒しを感じるドーパミンの分泌を促すと考えられており、気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。演奏中にドーパミンが分泌されることで、情緒が整い、毎日の生活をより前向きに過ごせるようになるでしょう。

ピアノによって得られる脳以外へのメリット

ピアノを弾くことで、脳以外にはどのような効果が期待できるのでしょうか。ここでは、大人がピアノによって得られる脳以外へのメリットについて紹介します。

音感やリズム感が養われる

ピアノを練習し続けると、音感やリズム感が自然と養われます。音感やリズム感は、音楽以外に、スポーツやダンス、語学学習など、さまざまな分野で役立つ能力です。
とくに、語学学習では、音感やリズム感があると、外国語の発音の強弱をより正確に聞き分けられます。ピアノを通じて、ほかの習い事やスキルの習得にもプラスに働きます。

挑戦と達成感が得られる

仕事や家事、育児に追われると、日々が単調に感じられることもあるでしょう。単調な毎日に刺激が欲しいときこそ、日常に小さな目標や達成感をもたらしてくれるピアノがおすすめです。

最初は指が思うように動かず難しく感じる曲も、繰り返し練習することで少しずつ弾けるようになっていきます。音がつながり、曲らしく聴こえはじめると、努力が形になる喜びを実感できるでしょう。

「できなかったことができるようになる」。この感覚は、大人になってからはなかなか得がたいものです。

コミュニケーション能力が向上する

ピアノ演奏には、連弾や合奏といった複数人での演奏機会もあります。連弾は1台のピアノを2人で演奏する方法で、相手の指の動きやタイミングに合わせる必要があります。

一方、合奏は複数の楽器で音を重ねる演奏形式であり、全体のハーモニーを意識した演奏スキルが必要です。連弾や合奏などの共同演奏を通じて、協調性や相手の意図をくみ取る力が養われれば、コミュニケーション能力の向上にもつながります。

ピアノの始め方

大人になってから初めてピアノや音楽を始める方はとくに、何から始めるべきか迷うことが多いでしょう。ここでは、ピアノの始め方について紹介します。

演奏したい音楽のジャンルを決める

ピアノを始めるにあたって、まずは自身が弾きたいジャンルの曲は何かを決めるとよいでしょう。大まかには、王道のポップスや映画音楽、モーツァルトやショパンなどのクラッシック、大人な雰囲気のジャズなどがあります。

ジャンルによってピアノの演奏に必要なスキルや表現力が異なります。とくに、ジャズはリズムが独特です。そのため、各ジャンルの特徴も考慮したうえで選びましょう。

無料体験レッスンやレンタルスペースでピアノに触れる

初心者にとっては、ピアノに触れる機会をつくることが大切です。多くのピアノ教室では、無料体験レッスンを実施しているため、近隣にある場合は積極的に参加しましょう。

また、知人にピアノを所有している方がいる場合は、興味があることを伝え、少し弾かせてもらうのも方法のひとつです。ピアノ教室の無料体験レッスンと知人のピアノを利用する方法は、コストをかけずにピアノを体験できます。

ほかにも、ピアノ付きのレンタルスペースを活用する方法もあります。個室となっているため、周囲を気にすることなく気軽に触れられる点がメリットです。

ピアノを本格的に始める前に、音色の美しさや魅力、奏でる楽しさを体感してみましょう。

ピアノ教室に通う

ピアノを基礎からしっかりと学びたい場合には、ピアノ教室に通うことがおすすめです。ピアノ教室に通うことで、正しい指使いや姿勢が身につきやすくなり、上達のスピードも速くなります。また、音楽の基礎をしっかり学べるため、演奏技術だけでなく表現力を磨けるなど、多くのメリットがあります。

ピアノはすぐに上達するものではなく、継続的な練習が欠かせません。ピアノ教室を通じて定期的にレッスンを受けることで、練習の習慣が身に付きます。さらに、講師のサポートにより進捗を実感しやすく、モチベーションを高く維持しながら長く続けやすくなる点も大きなメリットです。

ピアノや楽譜を購入する

ピアノを始めるときには、ピアノや楽譜を購入することがおすすめです。とくに楽器については、アコースティックピアノと電子ピアノの違いを理解しておくことが重要です。

両者は見た目が似ていても根本的に異なる楽器であり、多くのピアノ教室では、表現力やタッチの感覚を育むために、アコースティックピアノの使用が推奨されています。

ピアノ本体の準備が整ったら、自身が弾きたい曲の楽譜を準備することも大切です。楽譜を手に入れることで、練習へのモチベーションも高まるでしょう。

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練習を続ける

ピアノと楽譜を手に入れたあとは、早速練習を始めましょう。ピアノ教室に通っていれば十分だと考える方もいますが、一般的なレッスンは週に1回程度の頻度であることが多く、それだけで上達を実感するのは難しいのが現実です。

上達の鍵は日々の積み重ねにあり、自宅での練習を前提に学習を進めることが大切です。たとえば、毎日5分だけでもピアノに触れる時間を設けてみましょう。練習を習慣化することで、自然と演奏が上達します。

学習心理学では、人が覚えたことを忘れるのは24時間後、72時間後、6日から7日後に著しくなるとされています。そのため、学習心理学の視点からみて効率よく習得するためには、練習と練習の間隔を空けすぎず、週5回は行うことが理想といえます。

ただし、無理に練習時間を確保すると強制感が強まり、挫折することになりかねません。毎日や週5の練習頻度はあくまでも目安とし、生活スタイルに合わせてピアノに触れる時間をできる範囲で確保することが大切です。

また、ピアノの教則本の曲だけでなく、好きな曲を練習することも重要です。好きな曲が1小節でも弾けるようになると、達成感を得られ、練習により励みやすくなります。

さらに上達するための方法を探す

ピアノの基礎が完成したあと、さらに演奏技術を高めたい場合は、練習頻度や他人に見てもらう機会を増やすことが有効です。

たとえば、ピアノ教室のほかに、オンラインレッスンを併用することで、プロからの指導を受けられる機会が増え、より早い上達が見込めます。通常のピアノ教室の練習に支障が出ないように、あくまでも苦手分野のフォローとして活用するとよいでしょう。

さらに、SNSやYouTubeへ練習風景を公開するのも有効な上達方法です。ほかの人に見てもらったり、コメントを受けたりすることで、普段の練習に緊張感が加わり、上達が早くなります。また、フォロワーや登録ユーザーが増えると、モチベーションの維持にもつながります。

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ピアノを上達させるコツ

大人になってからピアノをゼロから始め、上達させるためには、どのようなことを大切に練習するとよいのでしょうか。ここでは、ピアノを上達させるコツについていくつか紹介します。

目標を設定する

着実にピアノを上達させるためには、まず目標の設定が必要です。確保できる練習時間や現状の演奏技術に合わせて、実現可能な目標を立てることがポイントです。

たとえば「この曲のワンフレーズを今月中に弾けるようにする」などと、初めは届きやすい小さな目標を立て、徐々に大きな目標を掲げましょう。進捗状況がわかりやすく、練習を継続するモチベーションにつながります。

また、目標とする曲は1曲だけではなく、複数決めておくのもおすすめです。自分が弾けるフレーズが少しずつ増えると、達成感と自信を得られます。

基礎練習をする

早く上達するためには、譜面の読み方や指の使い方など、基礎練習を丁寧に積み重ね、演奏の土台をしっかり築くことが大切です。そのため、最初のうちは課題曲に取り組むよりも、基礎練習に多くの時間を割くようにしましょう。

基礎がしっかり身に付いていると、そのあと課題曲の練習に入る際にもスムーズに取り組めるようになり、上達のスピードも格段に速くなります。

利き手から練習する

ピアノを効率よく上達させるには、まず利き手から練習を始めるのがおすすめです。利き手はもともと動かしやすく、細かい動作にも慣れているため、比較的早くフレーズを習得できます。

最初に利き手でリズムや音の流れをつかむことで、もう一方の手にも感覚を伝えやすくなり、全体の習得スピードが上がります。

また、片手ずつ練習することで、それぞれの手の動きを正確に覚えられ、両手を合わせたときのミスも減少します。とくに難しいパッセージやリズムのズレが出やすい部分は、利き手でしっかりパターンを固めてから、反対の手にも同じ感覚を覚えさせると、よりスムーズに弾けるようになります。

遅めのテンポで練習する

ピアノ練習を行うときは、テンポを落としてゆっくりと始め、リズムを確認しながら丁寧に進めることが大切です。初めから速いテンポで弾こうとすると、指が追いつかず、ミスが増え、かえって習得に時間がかかります。

テンポの目安としては、四分音符が1分間に80回鳴るテンポくらいからスタートするとよいでしょう。とくに、リズムや指使いが複雑な曲では、四分音符が1分間に60回鳴るテンポでゆっくり練習すると効果的です。

遅めのテンポで練習することで、音符の刻みや指の動きを正確に理解でき、フォームの確認や力加減の調整もしやすくなります。基礎を着実に積み上げ、徐々に原曲のテンポに近づけていきましょう。

演奏したピアノの音を録音して聴き返す

ピアノの練習中は、指の動きに集中するあまり、音にじっくり耳を傾けるのが難しいこともあります。そこでおすすめなのが、演奏を録音してあとから聴き返す方法です。

ピアノ演奏を聴き返すことで、よい点と改善点が客観的にわかります。よい点はさらに伸ばし、改善点はその都度修正を行うことで、演奏力が効率よく向上します。

講師からレッスンを受ける

ピアノを独学で学ぶと、自己流の癖が付く場合や、上達に限界を感じる場合があります。一方、ピアノ教室などを通じてプロの講師からレッスンを受けることで、効率よく上達が可能です。

音楽の専門家である講師に演奏を直接聴いてもらうことで、的確なフィードバックが得られ、自分では把握できていなかった課題にも早く気付けます。具体的な改善方法も教えてもらえるため、練習を重ねることで課題を一つひとつ確実にクリアしやすくなるでしょう。

ピアノ教室を選ぶ際に押さえるべきポイント

ピアノ教室を選ぶときは、どのような点に注目して選べばよいでしょうか。ここでは、ピアノ教室を選ぶポイントについて紹介します。

合目的性

ピアノ教室を選ぶときは、自身の通う目的と合致しているピアノ教室を選ぶことが大切です。趣味の領域で弾きたい、本格的に学んで難しい曲にも挑戦したいなど、目的によって適切なピアノ教室が異なるためです。たとえば、技術の向上を重視する場合は、ある程度厳しい雰囲気のピアノ教室が適しています。

自分の目的と教室の方針が合致していないと、挫折する可能性が高くなります。まずはピアノに通う目的を明確にし、それに合った教室を探しましょう。

先生との相性

ピアノ教室を選ぶ際、講師との相性も重要な判断基準です。体験レッスンなどを通じて、講師の雰囲気や教え方が自身にマッチしているか否かを確認しましょう。とくに、わからないことを気軽に質問できる雰囲気の講師である場合、疑問を解決しやすく、スムーズに上達できます。

また、趣味レベルを超えて深く学びたい場合は、習いたいジャンルに精通している講師がいる教室を選ぶことも大切です。総合的に講師との相性が合いそうなピアノ教室を選ぶことで、演奏スキルの向上効果をより確実に得られます。 

料金

ピアノ教室を選ぶ際は、料金も大切な検討ポイントです。長く通い続けるためには、レッスン料金が負担にならない教室を選ぶことが大切です。

料金を比較する際は、月謝だけでなく、入会金や教材費、発表会など追加料金も確認しておきましょう。また、単に料金の安さで判断せず、レッスン回数やサポート内容などサービスを総合的にチェックすることで、満足のいく教室選びにつながります。

通いやすさ

ピアノ教室は、自宅や職場から通いやすい場所にあるかどうかも重要なポイントです。無理なく通える距離にあると、負担を軽減でき、続けやすくなります。

たとえば、仕事帰りに立ち寄りやすい帰り道の途中や、休日に気軽に通える場所が理想的です。通いやすい場所であると、レッスン前後に用事を済ませやすく、時間を有効活用できます。

また、予約の取りやすさも教室選びで重視したいポイントです。教室によって曜日固定制や自由予約制などさまざまなため、ライフスタイルに合うほうを選ぶとよいでしょう。

口コミ

ピアノ教室を選ぶときは、口コミもチェックしましょう。レッスン内容や月謝、講師の質などに対するよい面・悪い面それぞれを確認できます。

とくに、講師の人柄や指導方法についての評価は、教室の雰囲気や自分との相性を見極める際の参考になります。入会前に確認しておくと、安心して続けられるでしょう。

まとめ

大人になってからピアノを始めると、脳の老化防止など脳に対する効果はもちろん、リズム感やコミュニケーション能力の向上などさまざまな効果が期待できます。目標を設定し、プロの講師の指導やアドバイスを受けることで、技術面での効果も得られます。

ピアノを始めるためにはまずピアノの準備が必要ですが、まずはお試しで触ってみたい、アコースティックピアノで練習したいけど出費は抑えたい…という方も多いでしょう。

そんな方におすすめなのが、ピアノのレンタルサービス「ピアレント」です。ピアレントは、アップライトピアノやグランドピアノなど多彩なレンタルピアノを取りそろえており、全国各地(沖縄県と一部地域を除く)へ配送しています。

また、自社工房でクリーニングをしたあとに熟練の調律師が丁寧に調教しているため、質が高く、長期にわたってピアノをご利用いただけます。大人の趣味としてピアノを始めたい方は、お気軽にご相談ください。

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